用語集と参考文献用語集 - 全般 用語集この用語集は、アルファベット、仮名の順に並んでいます。 全般CITO (Cache In Trash Out)
CITOとは、「キャッシュを置いて、ゴミを持ち帰ろう」という意味の公式ジオキャッシングの清掃活動イベントです。環境問題に対する新たな取り組みとして、2002年から世界各地でジオキャッシャーたちによって開催されています。 D/T (Difficulty/Terrain)
Geocaching.comに登録されているキャッシュは難易度(Difficulty)と地形(Terrain)の2つのカテゴリで、それぞれ5段階で表わされています。難易度1 、地形1のキャッシュは簡単に見つけられ、難易度5、地形5のキャッシュは見つけるのが難しいとされています。つくばde宝探し(ジオキャッシング)のキャッシュは、難易度1、地形1に相当します。 GPS
GPSとは、日本語では「全地球測位システム」、英語では「グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)」といいます。地球上の位置を特定するためのGPS受信機と連携する衛星のシステムを意味します。 「ジオキャッシングとは」の「ジオキャッシングで活躍するGPSって何だろう?」も併せてお読みください。
NAD27 (North American Datum 1927)
NAD27とは、WGS84よりも以前から使われている座標系です。現在でも多くの地図でNAD27が使われているので、GPS受信機と地図を併用する場合は、双方の座標系を必ず確認するようにしましょう。「つくばde宝探し(ジオキャッシング)」では、WGS84を使用しています。 POI (Places Of Interest)
POIとは、見所・名所・面白い場所・話題のスポットなどの場所を意味します。つくばde宝探し(ジオキャッシング)のPOIキャッシュを辿ると、つくば市内の見所やイベントに辿り着きます。 WGS84 (World Geodetic System 1984)
GPSと測量で使用されている標準的な測地系です。つくばde宝探し(ジオキャッシング)で提供している座標もWGS84を使用しています。Geocaching.comでの座標の表示は既定がWGS84ですが、他の座標で表示することも可能です。 GPS受信機にキャッシュの座標を入力する前に、GPS受信機の測地系がWGS84に設定されているかを確認してください。 アーカイブ - Archive
もともとの英語は「古文書や公文書を書庫に保管する」という意味ですが、Geocaching.comでは「アーカイブする」 = 「公開されているキャッシュ情報は書庫に移される」 = 「探せないが、情報を見ることはできる」という意味で使われます。キャッシュがなくなってしまった後にキャッシュのオーナー(管理者)が代わりのキャッシュを用意しないと、そのキャッシュの情報はアーカイブされます。キャッシュのメンテナンスをするときや、1ヶ月以内にコンテナを元に戻す場合は、アーカイブせずに、一時的に無効にすることができます。 緯度 - Latitude
経度とともに地球上の位置を示す赤道に平行な座標。ある地点の天頂の方向と赤道面とのなす角度で表す。赤道をゼロ度とし、南北へそれぞれ南緯・北緯と測り、両極で九〇度に至る。(大辞林 第二版より引用)緯度と経度によってウェイポイントが作られます。 ウェイポイント - Waypoint
ウェイポイントとは、GPS上に示される、地球上のある特定の「地点」のことで、緯度・経度・高度(標高)のデータで構成されます。ウェイポイントには名前を付けることができます。Geocaching.comのウェイポイントは"GC"から始まる名前が付いています。 ウォッチリスト - Watch List
目を光らせておきたいトラベルバグやキャッシュを登録する一覧表です(お気に入りに登録するようなものです)。ウォッチリストに登録してあるキャッシュに対して、誰かがログを書き込むと、その情報が電子メールで届くようになります。 キャッシュ - Cache
キャッシュとは、「ジオキャッシュ」の短縮バージョンです。 経度 - Longitude
緯度とともに地球上の位置を示す座標。ある地点を通る子午線(経線)を含む面が、ロンドンの旧グリニッジ天文台をよぎる本初子午線を含む面となす角度で表す。グリニッジより東方に測る東経をプラスにとり、西側に測る西経をマイナスにとって、それぞれ一八〇度に至る。(大辞林 第二版より引用)緯度と経度によってウェイポイントが作られます。 公式ジオキャッシング
公式ジオキャッシングとは、「つくばde宝探し(ジオキャッシング)」のベースとなったGeocaching.com、そこに登録されている情報、または、その情報に基づいて行うジオキャッシングを指します。 猿の惑星プロジェクトキャッシュ - Project A.P.E. Cache
2001年、映画『Planet of the Apes (猿の惑星)』の宣伝のため、20世紀Foxと協同で12個のキャッシュが設置されました。キャッシュはそれぞれ、科学者たちが解明したとされる架空のストーリー「もう1つの霊長類の進化(Alternative Primate Evolution: APE)」を象徴するものでした。この12個のキャッシュは、特別な印が付いた爆薬箱でできていて、中には映画で実際に使われた小道具が隠されていました。2009年9月現在、存在する猿の惑星プロジェクトキャッシュは2つだけです。 猿の惑星プロジェクトキャッシュに関するコラムも併せてお読みください。 ジオキャッシング - Geocaching
ジオキャッシングとは、GPSを利用して、誰かの隠しものを探したり、自分で隠したりして楽しむ、宝探しとアウトドアスポーツを合わせたハイテクな遊びです。アメリカが発祥の遊びですが、現在では世界中で楽しまれています。難易度や地形のレベルによっては、完全なるアウトドアスポーツと言えるでしょう。詳しくは、「ジオキャッシングとは」をお読みください。 スタッシュ - stash
スタッシュとは、「隠しもの」という意味です。ジオキャッシングが始まった当初は、キャッシュはスタッシュと呼ばれ、ジオキャッシングは「隠しもの探し」ということで「スタッシュハント(Stash Hunt)」と呼ばれていました。 スポイラー - Spoiler
スポイラーとは、これからジオキャッシングに出かける人の体験を台無しにしてしまうような(キャッシュに関する)詳細情報を指します。例えば、Geocaching.comのログにキャッシュの在処が確実に特定できるような画像が投稿されるようなものです。 選択利用性(SA) - Selective Availability
GPS衛星をコントロールして、GPSの精度を故意に落とすための操作のことです。 米軍との関係など、SAについては「ジオキャッシングとは」の「GPSの精度がコントロールされていた?」も併せてお読みください。 測地系 - Datum
測地系とは、地球上の位置を「緯度」、「経度」、「標高」で表わすときに前提とする条件のことです。国土地理院の解説によると、『経線・緯線は、地球を測る「ものさし」です。日本では「ものさし」のあてかたが、世界共通の「ものさし」と違っていました!?いま、日本の国土を測る「ものさし」が、世界共通の、しかも、目盛りが極めて正確な「ものさし」に変わります。 』(国土地理院より引用)とあるように、国土を測る「ものさし」のようなものが測地系です。異なる目盛が刻まれた2つのものさしがあるとします。このものさしでモノを測ると数値が異なります。これに似て、測地系が異なると同じ場所でも緯度、経度、標高が異なります。 トラディショナルキャッシュ - Traditional Cache
初めて隠されたキャッシュと同じ状態(交換用アイテムとログブックを入れたコンテナ)の標準的なキャッシュを指します。これより小さいコンテナをマイクロキャッシュといい、ログブックだけが入った状態がほとんどです。トラディショナルキャッシュのページにはキャッシュの正確な座標が掲載されています。「つくばde宝探し(ジオキャッシング)」の1箇所でコンプリートする種類のミッションキャッシュはこれに相当します。 トラベルバグ - Travel Bug R
トラベルバグとは、番号と虫(バグ)の絵が書いてある、軍人が首からぶら下げているIDタグのようなものです。Geocaching.comで番号を検索すると、どこにあるのかが分かります。トラベルバグが付いたアイテム(ぬいぐるみなど)は、多数の国を訪れたい、世界中を旅して持ち主に戻ってきたい、特定の国に旅をさせたいなど、目的を持ってジオキャッシャーからジオキャッシャーをヒッチハイクしながら、旅をします。トラベルバグを持ち去ったらGeocaching.comで報告し、別のウェイポイントに隠したらGeocaching.comで報告する、このシステムにより、Geocaching.comでトラベルバグを追跡することができます。 ベンチマーク - Benchmark
ベンチマークとは、「基準点」という測量用語です。基準点とは、地球上の位置や海面からの高さが正確に測定された三角点、水準点、電子基準点等を言い、地図作成や各種測量の基準となるものです(国土地理院のウェブサイトより引用)。公式ジオキャッシングには、「ベンチマークハンティング」という、GPS受信機だけを使ったり、 GPS受信機と米国の測地測量局(NGS)から提供されている方向を示すデータシートを使って、測量標識を探して楽しむものもあります。 日本における測量標識については、つくば市所在の国土地理院の解説をお読みください。ただし、つくばde宝探し(ジオキャッシング)ではベンチマークハンティングは行っていません。 マグル - Muggle
マグルとは、映画『ハリーポッター』シリーズの「マグル(非魔法族)」が語源で、ジオキャッシャーではない人を指します。キャッシュの説明に「キャッシュ周辺はマグルが多いので気をつけてください」などと使われます。また、「ジオマグル」ともいいます。 ログに記録するときに使用する頭文字ここで説明する頭文字は、Geocacaching.comやそこに登録されているキャッシュの中に入っているログに記録を書き込む際に使用します。カッコ内に全文が記載されていますが、ログには頭文字を書くだけで通じます。 BYOP (Bring Your Own Pen/Pencil.)
「筆記用具を持ってきてください。」という意味です。キャッシュの説明に「BYOP」と書かれていたら、キャッシュのログブックに書き込むために、筆記用具を持っていくようにしてください。 DNF (Did Not Find.)
「キャッシュが見つからなかった」という意味です。キャッシュが見つからなかったことをGeocaching.comのログに書き込むときに使います。「DNF」と立て続けに書き込まれている場合、キャッシュのオーナーは、キャッシュがなくなっていないかを確かめるとよいでしょう。 FTF (First to Find.)
「第一発見者」という意味です。キャッシュの中のログブックやオンライン上のログブックに、自分が第一発見者であることを書き込むときに「FTF」と書きます。また、キャッシュの説明文に「FTFへの賞品はこれです」というような使い方もあります。 SWAG (Stuff We All Get.)
ジオキャッシャーがキャッシュに残した交換用アイテムが含まれます。 TFTC (Thanks For The Cache.)
「キャッシュを置いてくれて、ありがとう」という意味です。キャッシュのログブックやオンライン上のログに書き込むときに使います。 TFTH (Thanks For The Hide.)
「隠してくれて、ありがとう」という意味です。キャッシュのログブックやオンライン上のログに書き込むときに使います。 TNLN (Took Nothing. Left Nothing.)
「何も取らず、何も入れなかった」という意味です。キャッシュのアイテムを何も交換しなかったことを、キャッシュ内のログブックやオンライン上のログに書き込むときに使います。 TNLNSL (Took Nothing. Left Nothing. Signed Logbook.)
「何も取らず、何も入れず、ログブックにサインした」という意味です。 TNSL (Took Nothing. Signed Logbook.)
「何も取らず、ログブックにサインした」という意味です。
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