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ジオキャッシングとは

ジオキャッシングとは、GPSを利用して、誰かの隠しものを探したり、自分で隠したりして楽しむ、宝探しとアウトドアスポーツを合わせたハイテクな遊びだよ。

ジオキャッシングで活躍するGPSって何だろう?

カーナビや携帯電話で自分の居場所がわかる。これってスゴイことなんです。
英語ではグローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)といいますが、少し長いので、頭文字だけを取って「GPS」といいます。

GPSとは、簡単にいうと米国が打上げた24機の衛星のうち、3機以上の衛星から送られる信号を受信して、位置を割り出すシステムのことです。この信号を受信できる機能により、カーナビや携帯電話などで自分の居場所がわかるのです。

GPSが分かったところで、ジオキャッシング発祥のきっかけを探ってみよう。

GPSの精度がコントロールされていた?

もともと、 GPS衛星は米軍が使用するために開発されていました。武器を保管している貯蔵庫がどこにあるのか、前線はどこにあるのか、などを知る必要があったからです。一般の人たちも利用できるようにすると、敵国にも利用されることが考えられます。そのため、「GPS衛星の信号から測定した位置」と「実際の位置」の誤差がそれほどなかったのに、100mほどの誤差が出るように操作することになりました。この操作を「選択利用性(SA)」といい、1990年から2000年まで続いていました。このSAが廃止されたのが、ジオキャッシング始まりのきっかけになっています。


SA開始から解除の大まかな流れ
1990年3月26日
それまでに打上げに成功していたGPS衛星ブロックIIシリーズの6機にSAが実施される。
1990年8月10日
湾岸戦争の「砂漠の嵐」と呼ぶ作戦を援護するため、SAが解除される。
1991年7月1日
湾岸戦争の終結を機にSAが再開される。
1996年3月28日
米国の大統領決定令(英語)により、10年以内にSAを廃止するとの方針が発表される。
2000年5月1日
当時のクリントン大統領によりSA廃止の声明(英語)が発表される。
2000年5月2日午前0時GMT
SAが廃止・解除される。

下の図は、 SAが廃止される前後のGPSの測位精度を比べた分布図です(24時間分のデータセット)。

SAでこんなにも精度が変わるんだね。


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