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Aiko SecuBox for Pocket PC ユーザガイド

 


SecuBox for Pocket PC

バージョン 1.5

 

このデータ暗号化ソフトウェアは次のデバイスに対応しています。

 

•  Windows Mobile 6.0/6.1 Professional/Classic

•  Windows Mobile 5.0 for Pocket PC Phone Edition/Pocket PC

•  Windows Mobile 2002/2003/2003SE/2005

•  Windows CE 3.0/4.0/4.1/4.2/5.0/5.2

•  Handheld PC 2000 (Windows CE 3.0)

•  Pocket PC /2002/2003/Phone Edition

 

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869 High Road, London, N12 8QA, United Kingdom
http://www.aikosolutions.com
info@aikosolutions.com

目次


Aiko SecuBox ユーザガイド

定義

概要

暗号化アルゴリズム

プラットフォームとシステム要件

インストールとアップグレード

インストール

アンインストール

アップグレード

SecuBox for Pocket PC の使用

新規ストレージの作成

暗号化キーの強化

ストレージのマウントとマウント解除

暗号化ストレージのマウント

暗号化ストレージのマウント解除

コマンドライン サポート

コマンドラインの例

.lnk ファイルの例

暗号化ストレージの使用

プロパティおよびパスワードの変更

プロパティの変更

ストレージ名の変更

パスワードの変更

ファイルの抹消

ストレージの削除

設定

システムトレイ アイコンの有効化

終了時にトレイに最小化

終了時にすべてのマウント解除

休止時にすべてのマウント解除

すべての使用していないストレージのマウント解除

マウント後に参照

ファ イル エクスプローラ

最近のマウントを有効化

終了確認ダイアログを表示する

asb ファイルと関連付け

アップデートの確認

スタートアップで自動実行

エラーログ

SecuBox の終了

バックアップについて

ストレージ暗号化キーのバックアップとレストア

暗号化キーのバックアップを使用した暗号化ストレージのレストア

暗号化ストレージのバックアップ

アクティベーション方法

追加情報

連絡先


定義

定義 : このユーザガイドは、以下の定義に沿って記述されています。

1.1 PDA: パーソナル デジタル アシスタントの略。コンピューティング、電話/FAX、インターネット閲覧、ネットワーク機能を備えた携帯端末を指します。標準的な PDA は、携帯電話、 FAX 送信、 Web ブラウザおよび手帳として機能し、名前や住所のデータベース、 To-Do リスト、およびメモ機能が用意されています。携帯電話やその他無線技術を併せ持ち、仕事などで飛び回っている人のために携帯可能なオフィスを提供します。 PDA はペン操作を基本としており、スタイラスペンを使ってメニューをタップしたり、文字を入力したりします。また、ペンでタップ可能な小さなオンスクリーン キーボードも含まれます。ケーブルや無線伝送を介して PDA およびデスクトップ コンピュータ間でデータを同期します。

1.2 Smartphone: 標準の携帯電話よりも高度な機能を提供するモバイル デバイスの一種です。 Smartphone は、アプリケーション開発者向けに標準化されたインタフェースおよびプラットフォームを提供する、完全なオペレーティング システムで稼働しています。つまり、スマートフォンは、 Palm OS や Windows Mobile for Pocket PC などのオペレーティング システムを実行する PDA ベースのデバイスとは異なります。一般的に、PDAベースのデバイスにはペン入力用のタッチスクリーンがあり、スマートフォンには入力用の標準的なキーパッドがあります。スマートフォンの主要環境は、Symbian、Blackberry、Palm、およびWindows Mobileです。Microsoftは、用語「Smartphone」(大文字のS)をWindows Mobile プラットフォームでブランド化しています。
1.3 本ソフトウェア: Aiko Solutionsから提供されるデータ保護のためのソフトウェアおよびドキュメンテーション、将来のプログラム修正、アップデート、およびアップグレードを意味します。
1.4 お客様: 本ソフトウェアのエンドユーザです。
1.5 ドキュメンテーション: Aiko Solutionsは、本ソフトウェアの使用に関連するドキュメンテーションを使用する非独占的ライセンスを許諾します。Aiko Solutions社およびAiko Solutions Webサイト( http://www.aikosolutions.com/ )の参照を明記することなく本ドキュメントを再配布することを禁止します。

本ソフトウェア ( 本ソフトウェアに組み込まれているイメージ、写真、アニメーション、動画、音声、音楽、およびテキストを含むがこれらに限定されるものではない ) 、付属の印刷物、および本ソフトウェアの複製物に関する権利、所有権、および利害 ( 著作権、特許権、企業秘密、およびその他すべての知的所有財産権 ) は Aiko Solutions および Aiko Solutions の供給業者に帰属します。お客様は、本ソフトウェアまたは本ソフトウェアのパッケージ上に表示・記載されている Aiko Solutions ( または Aiko Solutions の供給業者 ) の著作権、商標、その他所有権に関する表記を削除、カバー、または変更することはできないものとします。

免責事項 : 本ソフトウェアは「現状のまま」で提供され、 Aiko Solutions は本ソフトウェアの使用または性能に関する一切の保証をいたしません。 Aiko Solutions および Aiko Solutions の供給業者は、本ソフトウェアの使用から得られる性能について、一切の保証をいたしません。本ソフトウェアの品質および性能に関するすべてのリスクは、お客様が責任を負うものとします。適用される関連法令により規定される範囲の限度において、 Aiko Solutions および Aiko Solutions の供給業者者は、本ソフトウェアに関する市販性の保証、規定、条件、および特定目的との適合性、権利と非侵害性、その品質の満足度、およびサポート サービスの提供または不備を含むがこれらに限定されない、明示または黙示の保証、規定、および条件の一切を放棄します。

責任の制限 : 法律により禁じられない限り、 Aiko Solutions は、利益の喪失、データの喪失、営業の停止、その他の営業上の損害、損失を含みこれに限定されず、本ソフトウェアの使用により、または、本ソフトウェアが使用できないことにより発生した、またはそれらに関連した、個人的損害、偶発的、特殊な、間接的な損害について、責任理論に関わらず ( 契約の記述または不法行為のあるなしに関わらず ) 、また、 Aiko Solutions がそのような損害の可能性を知らされていた場合でも、責任を負いません。個人的損害、偶発的、間接的な損害に対する責任の制限が禁じられている区域では、本項の制限がお客様に適用されない場合もあります。

Aiko Solutions および Aiko Solutions の供給業者は、お客様が暗号化ストレージのパスワードを紛失した場合や適時のバックアップを実行しなかった場合の責任を負わないうえ、援助することもありません。

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SecuBox は Windows CE や Windows Mobile ベースの PDA 用のオンザフライ暗号化ソフトウェアです。本ソフトウェアは、 PDA 上に「仮想ストレージ」を作成します。仮想ストレージに置いたり出したりしたデータは、 256 ビット AES アルゴリズムを使用してオンザフライで暗号化 / 復号化されます。暗号化や復号化は完全に透過的に処理されるため、ユーザによる作業は必要ありません。これにより最小限の労力とユーザ操作により PDA がセキュアなデバイスに変化します。

SecuBox は、簡単な操作と性能を低下させることなく、高度なセキュリティ アルゴリズムを提供します。日常生活に透過的に組み込め、 Pocket PC での操作方法を変える必要もありません。パスワード強度メータにより、総当り攻撃による Pocket PC のデータへのアクセスを防ぐ、強いパスワードの作成が可能になります。

バックドアは存在しません - SecuBox にはバックドアやエスクロー キーがありません。どんな事情においても、当社または他の組織も暗号化されたデータへアクセスすることはできません。

暗号化アルゴリズム

SecuBox は業界標準の暗号化アルゴリズムである AES (Advanced Encryption Standard) の 256 ビット鍵長の暗号化をサポートします。暗号化キー自体は、パスワードで SHA 512 アルゴリズム ( 強固なキーを生成するための業界標準アルゴリズム ) を使って生成されます。

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プラットフォームとシステム要件

SecuBox はモバイル ユーザが PDA を安全に携帯するための強力な暗号化セキュリティを提供します。

現在、 Secubox for Pocket PC では次の PDA プラットフォームをサポートしています。

•  Windows Mobile 6.0/6.1 Professional

•  Windows Mobile 6.0/6.1 Classic

•  Windows Mobile 5.0 for Pocket PC Phone Edition

•  Windows Mobile 5.0 for Pocket PC

•  Windows Mobile 2002/2003/2003SE/2005

•  Windows CE 3.0/4.0/4.1/4.2/5.0/5.2

•  Handheld PC 2000 (Windows CE 3.0)

•  Pocket PC /2002/2003/Phone Edition

システム要件

•  最低必要プロセッサ速度: 150MHz (250MHz以上を推奨)

プロセッサ タイプ : ARM 、 SH3 、 SH4 、 MIPS 、 X86

•  ストレージの空き容量 : 800KB 以上 ( コンピュータのハードドライブ ) 、 800KB 以上 (Pocket PC)

•  ActiveSync: 3.5またはそれ以降(ソフトウェアのインストールに必要です)

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インストールとアップグレード

インストール

インストールするには、 http://www.shareEDGE.com から SecuBox for Pocket PC デスクトップ インストレーション ファイル (secuboxsp.exe) をダウンロード後、 secubox.exe を実行して指示に従ってください。本ソフトウェアのインストールにはソフトウェア使用許諾書に同意する必要があります。インストールの完了後、 SecuBox を使って暗号化ストレージを作成できるようになります。

SecuBox は PDA から直接ダウンロードすることもできます。 http://mobile.shareEDGE.com から secubox.arm.cab をダウンロードし、デバイス上でインストールしてください。

アンインストール

SecuBox をアンインストールするには、 Pocket PC 上の [ 設定 ] ウィンドウ ([ スタート ] > [ 設定 ]) へ移動します。次に、 [ システム ] タブから [ プログラムの削除 ] を選択します。 [Aiko Solutions SecuBox] を選択し、 [ 削除 ] を実行します。 SecuBox をアンインストールした後は、暗号化ストレージのマウントや暗号化情報へアクセスすることはできなくなります。

アップグレード

SecuBox を新しいバージョンにアップグレードするには、古いバージョンの上に新しいバージョンを上書きインストールするだけです。ソフトウェア アップデートにより、以前のライセンス済みのソフトウェアが完全に置き換えられた場合 ( フル インストール ) 、 SecuBox の両バージョンを同時に使用したり、個別に転送したりすることはできません。お客様に送信されたアクティベーション キーの一部または全体を第三者に配布することは禁じられています。お客様と Aiko Solutions または Aiko Solutions 認定ディストリビュータとの間で交わされるアクティベーション キーは他言しないでください。不正な配布から生じた損害については、すべてお客様の責任となります。 Aiko Solutions は、ユーザが指定された期間内にライセンスの代金を支払わなかった場合のアクティベーション キー、または返金後に伝送されたアクティベーション キーをブロックする権限を有します。 Aiko Solutions は、不正に配布されたアクティベーション キーをブロックする権利を留保するほか、 Aiko Solutions の許可なくキーを配布している団体を相手に訴訟を起こす権利を留保します。

 

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SecuBox for Pocket PCの使用

[スタート] > [SecuBox]をクリックし、起動します。

情報を保護するには、まず、暗号化した「ストレージ ファイル」を作成する必要があります。大切なファイルはすべて、作成した SecuBox ストレージ ファイルに保管してください。このストレージ ファイルはデバイスまたは取り外し可能なストレージカードのいずれにも保存が可能です。

 


新規ストレージの作成

Aiko SecuBox にて、 [ ストレージ ] > [ 作成 ] を選択します。 [ 新規ストレージ ] ウィンドウが開きます。


[ 参照 ] をクリックし、暗号化ストレージ ファイルとして使用するファイル名を指定し、その保存場所を特定します。デバイスまたはストレージカードのいずれにも保存で可能です。 SecuBox コンテナの最大サイズは4095MBです。


[ 新規ストレージ ] ウィンドウに戻ったら、 [ サイズ ] 欄に目的のストレージ サイズを指定します。

また、ここでは新しく作成した暗号化ストレージの各種オプション ( プロパティおよびパスワードの変更 ) を設定できます。設定は後で行うことも可能です。

•  隠しストレージ ファイル - 「隠し」属性のストレージ ファイルになります。

•  読み込み専用ストレージ - 「読み込み専用」属性のストレージになります。

•  最終アクセス日付を削除 - ストレージ ファイルへの最終アクセス日付を隠すことで、暗号化ストレージへの操作痕跡を削除することができます。

[ 次へ ] をタップして続行します。ここでストレージ名を定義できます ( この名前は暗号化ストレージのマウント時に使用されます ) 。


[ クイック作成 ] オプションを使用すると、ストレージ作成処理のスピードが上がります。この場合、ファイル イメージはランダム データで埋まりません。 注意 : クイック作成は、ストレージ サイズが 51MB 以上の場合、自動的に有効になります。


すべてのプロパティを設定したら、 [ 作成 ] をクリックして暗号化ストレージを作成します。次に、ストレージを暗号化するためのパスワードの入力を求められます。パスワードを入力し始めると、パスワードの強度が表示されます。強度は入力したパスワードの長さや組み合わせに依存します。パスワード強度メータは入力したパスワードの複雑さと辞書攻撃への対抗をチェックします。

重要 : パスワード強度が 15% を超えるようパスワードを設定してください。

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暗号化キーの強化

暗号化キーの強化は、可能性のあるキーの試行回数を増加させ、総当り攻撃に対抗するパスフレーズをよりセキュアにします。

キーの強化は次のように機能します。暗号学的ハッシュ関数が暗号鍵にループ状に適用されます。最初のステップ以外の各ステップに Salt が適用されます。暗号において、 Salt は鍵導出関数の入力の 1 つとして使用されるランダムビットで構成されています。

SecuBox で採用しているハッシュ ベースの強化は次のモデルで表されます。

key = hash( password + salt )

for 1 to 32768 do

key = hash( key + salt )

注意 : 暗号化キーの強化を適用すると、 SecuBox ストレージをマウントする際のパスワードの照合速度が低下します。

 

パスワードの入力が完了すると、 [ 新規ストレージの作成中 ] ウィンドウが表示されます。

 


SecuBox が暗号化ストレージを作成するまで待ちます。 古いオペレーティング システムの場合は、新しく作成したストレージカードを初期化するかの確認メッセージが表示されます。 この処理による既存のデータへの影響はありません。新しく作成されたストレージのみ初期化されます。

ストレージを作成すると、自動的にマウントされます。これでストレージを参照し、機密データやメディアファイルを SecuBox ストレージに移動できるようになります。データの喪失を防ぐために、暗号化キーのバックアップおよびストレージ ファイル自体の定期的なバックアップを行ってください。


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ストレージのマウントとマウント解除

暗号化ストレージを操作するには、まずマウントする必要があります。

注意 1: 新規の暗号化ストレージを作成すると、自動的にマウントされます。

注意 2: 最大 10 個の暗号化ストレージを同時にマウントすることができます。

暗号化ストレージのマウント

暗号化ストレージを マウント するには、 [ ストレージ ] > [ マウント ] をクリックし、マウントするストレージを選択します。

 


通常、ストレージは「 .asb 」ファイル拡張子 ( 例 「 mysecubox.asb 」 ) が付いたファイルです。 SecuBox では、アクセス パスワードの入力が必要になります。

 

SecuBox メイン ウィンドウに表示される最近マウントした SecuBox コンテナ ファイルの一覧から、目的のファイルを選択してマウントすることもできます。目的のコンテナ ファイルを選択し、 [ マウント ] をタップします。


それ以外にも、 [ メニュー ] > [ ストレージ ] > [ 最近マウントしたボリューム ] 、またはシステムトレイの [SecuBox] アイコンからも最近マウントしたコンテナ ファイルの一覧にアクセスできます。

 

パスワードが正常に照合されると、メディアが可視化され、モバイル デバイス上の他のストレージカード同様に使用できるようになります。


ストレージをマウントすると、ストレージカードの一覧に表示されます。デフォルトの暗号化ストレージカード名は SecuBox です。メニューから直接暗号化ストレージカードを参照すると、 Windows Mobile ファイル エクスプローラが開き、一般的なストレージカード同様に、仮想ストレージカードにファイルを書き込めるようになります。ただし、このストレージに書き込む情報はすべて、オンザフライで暗号化されます。

暗号化ストレージのマウント解除

ストレージの マウントを解除 するには、

[ マウント済み ] >[SecuBox] > [ マウント解除 ] - 選択したストレージのみのマウントが解除されます。

[ ストレージ ] > [ すべてのマウント解除 ] - すべてのマウント済み暗号化ストレージのマウントが解除されます。

 


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コマンドライン サポート

コマンドラインを使用して SecuBox の処理をカスタマイズおよび自動化するための特別な lnk ファイルを作成できます。自動のクイック ストレージ マウント、または他のアプリケーションとの統合が行えます。

コマンドライン構文は次のとおりです。

..\secubox [/option][:parameter]

コマンドラインから SecBox を操作する際に指定できるオプションは次のとおりです。

/minimize - 既に実行中のプログラムを最小化、またはプログラムを最小化モードで起動します。

/mount:< ファイルのフルパス > - 既に実行中のプログラムに指定したストレージをマウントするように指示するか、プログラムを起動して指定したストレージをマウントします ( いずれの場合でもパスワードを要求するダイアログが表示されます ) 。

/password:< パスワード > - /mount パラメータのための任意のパラメータです。ストレージへアクセスするためのパスワードをプログラムに自動的に与えます(パスワードを要求するダイアログは表示されません)。

/ unmount - すべてのマウント済みストレージのマウントを解除します。このコマンドは既に実行されているプログラムに与えるものです。

/unmount:< ストレージ名 > - 特定のストレージのマウントを解除します (/unmount:SecuBox2 とした場合、 SecuBox2 のマウントが解除されます ) 。
/unload ? すべてのストレージのマウントを解除し、プログラムをシステムからアンロードします。

/wipe:< ファイル > - 必要なファイルを安全に抹消します。<ファイル>はファイルへのパスを指定してください。

コマンドラインの例

ストレージのマウント:

"\Program Files\Aiko Solutions\SecuBox\SecuBox.exe" /mount:"\My Documents\Business\MyStorage.asb" /password:11111 /minimize

 

  すべてのストレージのマウント解除 :

"\Program Files\Aiko Solutions\SecuBox\SecuBox.exe" /unmount

.lnk ファイルの例

.lnk ファイルは [ スタート ] メニューに追加できます。.lnkファイルを使用すると、シングルタップするだけで暗号化ストレージをマウント/マウント解除することができます。

mount.lnk:

107#"\Program Files\Aiko Solutions\SecuBox\SecuBox.exe" /mount:"\My Documents\Business\MyStorage.asb" /minimize

unmount.lnk:

60#"\Program Files\Aiko Solutions\SecuBox\SecuBox.exe" /unmount

 

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暗号化ストレージの使用

アプリケーションが暗号化ストレージカード上のファイルにアクセスすると同時に、暗号化がオンザフライで実行されます。

暗号化したストレージをマウントした後は、[マウント済み] > [SecuBox] > [エクスプローラ]へ移動すると、Windows Mobile ファイル エクスプローラが開き、そのストレージカード上のコンテンツを参照できます。

プロパティおよびパスワードの変更

プロパティの変更

ストレージのプロパティを変更するには、 [ ストレージ ] > [ プロパティ ] へ移動し、暗号化したストレージ上の目的のストレージ ファイルを指定します。


目的のプロパティを有効にするには、該当するチェックボックスをオンにしてください。

•  隠しファイル - < 隠し > 属性のストレージ ファイルになります。

•  読み込み専用ストレージ - < 読み込み専用 > 属性のストレージになります。

•  最終アクセス日付の削除 - ストレージ ファイルへの最終アクセス日付が削除されます。

ストレージ名の変更

次の画面では、暗号化ストレージの名前を変更することができます。新しい名前を入力し、[変更]をタップしてください。

 

パスワードの変更

ストレージのパスワードを変更するには、 [ ストレージ ] > [ プロパティ ] へ移動し、暗号化ストレージ上の目的のストレージ ファイルを指定します。 [ パスワード ] をタップすると、 [ パスワードの変更 ] ダイアログボックスが表示されます。新しいパスワードと確認のためのパスワードを入力します。

 

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ファイルの抹消

新しく作成した暗号化ストレージカードへすべての機密データをコピーした後、 Windows PDA に残っている読み取り可能な暗号化されていないファイルを抹消してください。

通常の方法でファイルを削除しても、ファイルは完全には削除されません。通常、ファイル システムの索引からファイル名が削除され、そのファイルが占領していたスペースが利用できるようになるだけです。しかし、そのスペースに新規データが書き込まれたりしない限り、その「削除した」ファイルを回復することは可能です。

SecuBox ではデータを修復不能な状態にするファイルの抹消機能を提供します。 SecuBox が使用する方法は、米国国防総省のデータ消去基準「 DoD5220.22-M 」に準拠しています。 まず、対象データの領域を固定値 (SecuBox の場合、 0x00) で一度上書きし、補数 (SecuBox の場合、 0xff) で上書きした後、最後にランダム値で上書きします。

SecuBox のファイルの抹消機能により、 3 段階の上書きをすることで Pocket PC から完全に機密データが削除されます。ファイルの消去機能は、モバイル デバイスのファイルを完全に抹消します。これはファイル リカバリ ソフトウェアによって修復されないようにするためです。この機能を使用するには、[メニュー] > [ストレージ] > [ファイルの抹消]をクリックし、抹消するファイルを選択します。

ストレージの削除

暗号化ストレージを完全に削除するには、 [ ストレージ ] > [ 削除 ] へ移動します。削除するストレージを選択し、パスワードを入力します。 SecuBox では、データ領域にランダム データを書込むことで、特別な復旧ツールを使っても情報を回復できないようにするための安全な削除方法を採用しています。

注意 : ストレージを削除すると、削除したストレージが利用可能なストレージの一覧から削除され、データを保存しているストレージ ファイルも削除されます !

 

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設定


 

システムトレイ アイコンの有効化

デフォルトでは、システムトレイ アイコンが有効に設定されています。 [SecuBox] アイコンは右下の角に表示されます。このアイコンを選択して実行できることは次のとおりです。

•  ストレージのマウント

•  [SecuBox]ウィンドウを開いて詳細な操作を行う

•  SecuBoxの終了

 

終了時にトレイに最小化

これは Windows Mobile でのプログラムの閉じるボタンをクリックしたときのデフォルトの動作です。しかし、 SecuBox を閉じたときに完全に終了したい場合は、このチェックボックスをオフにする必要があります。

 

終了時にすべてのマウント解除

このオプションを有効にすると、 SecuBox の終了時にすべてのマウント済みの暗号化ストレージカードのマウントが解除されます。

休止時にすべてのマウント解除

このオプションを有効にすると、デバイスのスリープ モード時にすべてのマウント済みの SecuBox ボリュームのマウントが解除されます。スリープ モードに切り替わるまでの時間を延長するには、 [ スタート ] > [ 設定 ] > [ パワー マネージメント ] > [ 詳細設定 ] にて電源が切れるまでの時間を設定します。

注意 : このオプションを有効にしてもセキュア ストレージのファイルで作業していたアプリケーションは終了しません。アプリケーションを手動で終了するまで、ファイルの一部がアプリケーション キャッシュに残ります。

 

すべての使用していないストレージのマウント解除

このオプションを有効にすると、非アクティブになってから一定の時間が経過した後、すべての非アクティブな SecuBox ボリュームのマウントが解除されます。

注意 : このオプションを有効にしてもセキュア ストレージのファイルで作業していたアプリケーションは終了しません。アプリケーションを手動で終了するまで、ファイルの一部がアプリケーション キャッシュに残ります。


マウント後に参照

このオプションを有効にすると、マウント後すぐに Windows Mobile ファイル エクスプローラが起動し、 SecuBox カード コンテンツが表示されます。

 

ファイル エクスプローラ

デフォルトの Windows Mobile ファイル エクスプローラ以外のファイル エクスプローラを選択できるようになります。サードパーティのファイル エクスプローラを選択するには、 [ その他 ] をクリックし、目的の実行可能ファイルの場所を指定します。


最近のマウントを有効化

このオプションを有効にすると、最近マウントした SecuBox ボリュームの一覧がシステム トレイ、 [ ストレージ ] メニュー、および SecuBox のメイン ウィンドウに表示されるようになります。この一覧を使用すると、デバイスまたはストレージカード メモリ上のボリュームを指定せずにマウントすることが可能になります。

終了確認ダイアログを表示する

このオプションを有効にすることで、誤って終了することなないように SecuBox の終了をキャンセルできるようになります。

asbファイルと関連付け

SecuBox は .asb 拡張子と関連付けることができます。 [asb ファイルと関連付け ] フラグを設定し、関連付けを許可します。これにより、 Windows Mobile ファイル エクスプローラから直接コンテナ ファイルを選択して、暗号化ストレージをマウントできるようになります。

アップデートの確認

SecuBox の最新版が存在するかを確認できます ( インターネット接続が可能な場合 ) 。 [ アップデートの確認 ] フラグを設定し、アップデートの確認を許可します。

注意 : アップデート確認の際に、 Aiko Solutions または他の団体に情報が送信されることはありません。

スタートアップで自動実行

この機能を有効にすると、デバイスのソフトリセット後に SecuBox ソフトウェアが最小化状態で自動的に起動します。

エラーログ

予期しない動作が発生したり、 SecuBox のインストールに問題がある場合は、 [ 設定 ] メニューから [ エラーログ ] を選択してください。次に、 SecuBox で同じ問題を再現してみてください。エラーが再現されたら、ご使用の PDA のルートフォルダへ移動し、次のファイルを確認してください。

•  A_sbdriver.log

•  A_sbmanager.log

電子メールに問題の詳細を記載し、上記ファイルを添付して、 support@aikosolutions.com ( 英語 ) または http://www.shareEDGE.com/cs/ ( 日本語 ) までお問い合わせください。
警告 : エラーログにより SecuBox の処理速度が低下しますので、通常使用の際には必ず無効にしてください。

 

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SecuBoxの終了

SecuBox は一旦起動すると、通常はバックグランドで稼働します。暗号化ストレージの操作には、SecuBoxをさらに操作する必要はありません。ただし、ソフトウェアを完全に終了するには、次の操作のいずれかを実行する必要があります。

•  [ストレージ] > [終了]へ移動します。

•  システムトレイの [SecuBox] アイコンを選択し、メニューから [ 終了 ] をタップします。

 

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バックアップについて

ストレージ暗号化キーのバックアップとレストア

SecuBox を使って、 暗号化キーのバックアップ が行えます。このオプションを使用することで、ストレージ ファイルを復号化できない場合に発生する問題を回避できるようになります。回避できる問題をいくつか紹介します。

•  ストレージ ファイルの破損

•  間違ってコピーしたストレージ ファイル

•  不良メディアからコピーしたストレージ

•  パスワードの紛失

これにより、ユーザがパスワードを紛失した場合に管理者は暗号化ストレージへのアクセスを回復することができます。 パスワードを紛失したり、オペレーティング システムの障害によりストレージ ファイルが破損してしまった場合に、バックアップ コピーからストレージを回復できるようになります。

バックアップコピーは暗号化されて保存されます。バックアップ コピーを暗号化するには、ストレージへアクセスするためのパスワードとは異なる代替パスワードを使用してください。このパスワードはデータ回復に使用されます。

暗号化キーをバックアップするには、 [ ストレージ ] > [ 暗号化キーのバックアップ ] へ移動します。


目的のストレージ ファイルを開き、暗号化ストレージにアクセスするための復号パスワードを入力します。次に、バックアップコピーのファイル名を定義します。次に、暗号化キーのバックアップ コピーを暗号化するために使用するパスワードの入力を求められます。 [ 処理が正常に完了しました。 ] ダイアログが表示されます。

注意 1: 暗号化キーのバックアップへアクセスするためのパスワードの作成には英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。慎重に入力してください。

注意 2: 暗号化キーのバックアップのデフォルト拡張子は、 .sbk (Storage Key File) です。

 

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暗号化キーのバックアップを使用した暗号化ストレージのレストア

SecuBox では、以前に作成した暗号化キーのバックアップ コピーを使用して仮想暗号化ディスクの暗号化キーをレストアすることができます。これにより暗号化ディスクへのアクセスが回復できます。

暗号化キーをレストアするには、 [ ストレージ ] > [ 暗号化キーのレストア ] へ移動します。目的の .sbk バックアップ ファイルを選択し、設定しておいたパスワードを入力します。次に、暗号化キーを使用したストレージを選択します。このストレージ用の新しいパスワードを入力します。 [ 処理が正常に完了しました。 ] ダイアログが表示されます。

暗号化ストレージのバックアップ

暗号化キーのバックアップ作成は一般的なデータ喪失の防止に適した手段ですが、次のような状況においては十分ではありません。

•  PDAが物理的に損傷を受けた

•  ファイル システム全体が破損した

•  PDAが盗難された、または紛失した

定期的なバックアップ処理により、こうしたリスクを軽減することができます。基本的に、ストレージ ファイルのバックアップを週に 1 度または月に 1 度 ( 更新の頻度に応じて ) 取る必要があります。別のストレージカードやPCのハードディスクなど物理的に異なる場所に確実にコピーしてください。

 

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アクティベーション方法

未アクティベート版の SecuBox は 30 日間ご利用いただけます。試用期間の経過後、アプリケーションを継続して使用するには、ライセンスの購入およびアクティベーションが必要になります。

SecuBox のライセンスを入手するには、 http://www.shareedge.com/ にて購入手続きを行ってください。購入手続きの完了後、電子メールにてアクティベーション キーを受信したら、 [ バージョン情報 ] ダイアログの [ アクティベーション キー ] 欄に取得したアクティベーション キーを入力してください。

 


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追加情報

Beginner's guide ( 初心者向けガイド ) 、 FAQ ( よくある質問 ) 、 Product Update Policy ( 製品のアップデート方針 ) 、 Supported Devices ( 対応デバイスの一覧 ) などを、 http://www.aikosolutions.com/support/knowledge-base/ ( 英語 ) にて提供しています。

30 日間ご利用いただける試用版は、 http://www.shareEDGE.com/ からダウンロード可能です。

連絡先

Aiko Solutions 、またはその他製品に関する詳細は、 www.aikosolutions.com をご覧いただくか、 +44 208 133 0513 または以下の連絡先にお問い合わせください。

セールス : sales@aikosolutions.com

技術的な質問 : support@aikosolutions.com または http://www.aikosolutions.com/support/ にて投稿してください。

その他の質問 : info@aikosolutions.com

日本国内 :

株式会社ネクステッジテクノロジー

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