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Resco Backup for Pocket PC

ユーザガイド v1.x



1 はじめに

1.1 Resco Backupについて
1.2 概要、インストール、購入
1.3 謝辞

2 クイックツアー
3 Resco Backupの操作方法

3.1 プロジェクト
3.2 増分更新
3.3 ファイル(データ)選択
3.4 圧縮と暗号化
3.5 バックアップセット
3.6 手動バックアップ オプション
3.7 スケジューラ

4 レストア

4.1 ハードウェアリセットの準備

5 その他のツール

5.1 データvsデータの比較
5.2 確認ダイアログ
5.3 差分ダイアログ
5.4 2つのバックアップセットの比較
5.5 バックアップの整合性の確認

6 セキュリティ

6.1 ZIP暗号化の強度は?
6.2 AESとセキュリティ
6.3 AES実装
6.4 安全性とスケジューリング
6.5 暗号化速度

7 問題

7.1 ハードウェアリセット後、バックアップセットが見つかりません
7.2 カード チェックの方法

1 はじめに

1.1 Resco Backupについて


Resco Backupでは、ご利用のPocket PCデバイス上のデータのバックアップを、作成、間隔を設定して自動実行、および必要に応じて復元することが可能です。データは、メモリカードや接続されているドライブに保存することができます。

Resco Backupは以下を提供します。

高度な機能:


1.2 概要、インストール、購入


概要


インストール

EXEインストーラ(Windows PCユーザ向け)またはCABインストーラ(すべてのユーザ向け)のいずれかをダウンロード、ならびにインストールしてください。
Resco Backupには、14日間の試用期間が設けられています。試用版には、全ての機能が装備されていますが、14日後に、動作が停止します。期限が切れた後 は、解除するためのキー(アクティベーション キー)をご購入いただくか、上位バージョンの試用版をインストールしていただく必要があります。


アンインストール

Windows[スタート]メニュー->[設定]->[システム]タブ->[プログラムの削除]から、Resco Backupを選択して、[削除]をタップしてください。


購入

Resco Backupのライセンス、およびアクティベーション キーは、インターネット経由で、クレジット カード払い、または銀行振り込みにてご購入いただけます。購入元リンクは、[メニュー]->[ヘルプ]->[バージョン情報]からご確認いた だけます。
ご購入後、アクティベートに必要なキーを電子メールにてお届けします。このキーにより、制限なくご利用いただくことができます。

アクティベーション

アクティベーションに失敗した場合:

アップグレード

すべての正規ユーザには、購入日より1年間は、アップデート版のダウンロード、ならびにアクティベーション キーを無料で取得する機会が与えられています。次年度は、50%オフでアップデート版を購入することができます。
アクティベーション キーまたは割引キーの取得に関しては、http://www.shareEDGE.com/cs/からお問合せください。


1.3 謝辞

AESコードは、Dr Brian Gladmanのコードをベースにしています。次の条件が適用されます。
<AES>
* Copyright (c) 2002, Dr Brian Gladman < >, Worcester, UK.
* All rights reserved.
*
* ライセンス条項
*
* ソースおよびバイナリ形式での本ソフトウェアの無料配布および使用が、変更の有無に関わらず、以下の条件を満たす場合に許諾されています。
*
* 1. ソースコードの配布においては、上記の著作権表示、この条件の列挙および下記の免責事項を含むこと。
*
* 2. バイナリ形式のドキュメントおよび関連資料の配布においては、上記の著作権表示、この条件の列挙および下記の免責事項を配布物に附属した文書および/または他のものに再現させること。
*
* 3. 文書による許可なしに、著作権保持者の名前を、本ソフトウェアを使用して構築した製品の促進に使用しないこと。
*
* あるいは、本製品がGNU一般公有使用許諾(GPL)の条件の下に配布される場合は、本契約は有効に存続しますが、上記の条件に代わり、GPLの条項が適用されます。
*
* 免責事項
*
* 本ソフトウェアは、「現状のまま」提供されるものであり、正確性および目的に対する適合性を含む(ただし必ずしもこれらに限定されない)財産権に関して、明示的、黙示的に関わらず、一切の保証を負わないものとします。
* ---------------------------------------------------------------------------
* 発行日付:24/01/2003
</AES>


2 クイックツアー

初期画面

この画面は、最初にResco Backupを起動した際に表示されます。

バックアップ データの保存場所や使用する方式などの設定のほか、バックアップのカスタマイズを可能にします。

当面は、あらかじめ定義された設定のまま、[完了]をクリックすることを推奨します。デバイスを完全にバックアップする(メッセージ、PIM、レジストリ、データベース、および全ファイルシステム)プロジェクトが設定されています。

基本画面

[バックアップ]および[レストア]の2つの大きなボタンの他、前回実行したバックアップの日時と完了ステータス、ならびに次回予定されているバックアップの日時をお知らせします。

最初のバックアップ

さあ、始めましょう。まずは大きな[バックアップ]ボタンを押してください。最初のバックアップには時間が掛かります。

最後に、概要画面が表示されます(詳細をプレビュー表示するためのオプションが含まれています)。何か問題が発生した場合、詳細一覧は、簡単なエラー テキストを含む、赤字のアイテムから表示されます。

任意の行をタップすると、そのアイテムに関する情報が表示されます。

バックアップの結果は、バックアップセットと呼ばれています。設定内容に依存して、複数のバックアップセットを得ることができます。

バックアップ後

メイン画面が変化します。緑色のアイコンは、バックアップが正常に完了したことを表します。ステータス アイコンをタップすると、さらなる説明が表示されます。エラー アイコンが表示された際に、役立つアイコンです。

再度、[バックアップ]を押します。最初のバックアップとは異なり、今回は、変更されたファイルのみを更新するので、高速に処理されます。(これを「増分バックアップ」または「更新」と呼びます。)

その他のツール

新規バックアップ - 新規のバックアップセットを作成します。バックアップセットは、好きなだけ作成することができます。
更新 - 変更されたファイルのみを保存することで、最後のバックアップを最新のものにします。[バックアップ]ボタンをタップすると、実際に更新されます。
確認 - 最後のバックアップが最新のものかどうかを確認します。
デバイスのコンテンツとバックアップとして保存されたデータを、バイト単位で比較します。
バックアップセット - すべてのバックアップセットを一覧表示します。
バックアップの設定 - 保存したいファイルの選択、暗号化や圧縮の設定など、バックアップをカスタマイズする際に使用します。
バックアップの予定 - 定期的に実行する自動バックアップを設定できます。

バックアップセットを確認するには、[確認]を選択します。図はサンプル結果を表示しています。

差異が2つ存在しています(!=一致していない)。そのようなファイルは、通常だと更新されますが、レジストリ アイテムでは、このような差異は一般的です。

"OK"は、ファイルが一致していることを表しています。

任意の行をタップすると、各ファイルのステータスに関する説明が表示されます。

ベリファイが提供する機能:
a) エラー チェック
b) 最新ではないファイルの情報
c) 対象指定の更新:すべての異なるアイテムのバックアップを作成するには、[メニュー]->[更新]を選択してください。

レストア

[バックアップ]がファイルの安全なコピーを作成する一方で、[レストア]は、その反対の処理を実行します。PDAを以前保存された状態に戻します。

復元処理を実行するには、メイン画面に戻り、[レストア]を押した後、バックアップセットを選択して、[メニュー]->[レストア]を選択してください。

次の画面では、レストアの種類を選択することができます。

フルレストアは、ハードウェアリセット後に使用すると良いでしょう。
このルールを覚えておくことで、以後の問題を防ぐことができるでしょう。

部分レストアでは、ファイルを選択することが可能です。

部分レストア

[ファイル選択...]ボタンをタップした後に表示される画面です。

バックアップセットから復元したいファイルまたは復元したくないファイルを選択する/しないことができます。

メッセージ/PIM/レジストリ/システム データベースは、まとめて保存する必要があります。

[レストア]ボタンを押すと、選択したすべてのファイルが復元されます。

確認&レストア

レストアのもう1つの機能です。最初の復元画面にて、[メニュー]->[確認]を選択すると、現在のPDAデータと選択したバックアップセットの比較が開始されます。

とりわけ、差異のみの復元が可能です。より高速で安全な上、中断された復元処理が再開されます。

差異ファイルを指定して復元するなど、それ以上を求めるユーザも存在します。それも、より複雑な差分ツールを使用すれば可能です。

さらに詳しく見ますか?

では、詳細モードに切り替え、次の章をお読みください。

   

3 Resco Backupの操作方法


本マニュアルは、詳細モード向けに書かれたマニュアルです。基本モードでは、最もよく使用する機能の一部のみを提供しています。困惑を招く恐れがあるのは、[バックアップ]ボタンの意味です。
基本モードでの[バックアップ]ボタンは、更新を意味しています。

3.1 プロジェクト

プロジェクトは、バックアップ プロファイルの一種です。ファイルを選択し、スケジューラや他の設定をした上で、全体に名前を付けます。
大 体のユーザは、プリインストールされている既定のプロジェクトの使用から始めます。既定のプロジェクトは、もともと高速圧縮を使用して(暗号化は使用しま せん)、デバイスのメモリを完全にバックアップするように設定されています。既定のプロジェクトは、常に存在し、作成または削除することはできません。言 い換えれば、他のバックアップ アプリケーションでご存知のような既定のプロジェクトです。ゆくゆくは、既定のプロジェクトに暗号化を追加し、ご希望通りのバックアップとなることでしょ う。
しかし、ユーザによっては、次のような場合、別のプロファイルを組み込む場合もあります。


コメント:
既定以外のプロジェクトを使用すると、そのプロジェクト名がタイトルバーに表示されます。既定のプロジェクトを使用している限りは、Resco Backupと表示されます。

図 1 - プロジェクト作成

図 2 - プロジェクト設定

 

3.2 増分更新

増分更新、略して「更新」は、バックアップセットと現在のデバイス データ コンテンツを比較することで開始されます。日付を基に(既定)またはコンテンツを基に(バイト単位)、比較することができます。後者は低速ですが、ファイ ルデータが故意に偽造された際の特殊なケースを見逃しません。
新規ファイルは、結果を基に、バックアップセットに追加されるか、以前のファイルを更新します。最後のバックアップ以降にPDAから削除されたファイルは、バックアップセットからも削除されます。
更新は通常、フルバックアップよりも非常に高速です。(ファイルのごくわずかな部分が修正されていた場合に限ります。)しかし、完全バックアップを時々実行することは賢明な策です。
メイン画面で[更新]ボタンを押した場合、現在のプロジェクトで最後のバックアップセットが更新されます。


3.3 ファイル(データ)選択

図 3 - ファイル選択

[セットアップ]ダイアログの[ファイル]タブから、ファイル選択へアクセスすることができます。

注意: RAMおよびカードファイルの双方を選択することが可能です。カードフォルダへの追加は単なるアドオン オプションである一方で、大抵のユーザは、当然ながら、メモリを保存したいはずです。

Resco Backupでは、任意のフォルダを選択することが可能です(個別のファイルを選択することはできません)。その結果、フォルダ全体として保存できます。もちろん再帰的に保存することも可能です。

部分的な選択

全部のフォルダの選択が済むと、バックアップは、選択したフォルダの全サブフォルダを取り込みます。一方で、サブフォルダを未選択にした場合、部分バック アップが作成されます。この瞬間から、バックアップは、新しいサブフォルダを無視するようになり、保存したい場合は、手動でファイル選択へ追加する必要が あります。

例: [Program Files]以下のアプリケーションを未選択にした場合、新たにインストールしたアプリケーションに関しては、ご自身で処理する必要があります。

3.4 圧縮と暗号化

[セットアップ]ダイアログから、圧縮または暗号化オプションへアクセスします。
Resco Backupは、ZIPベースの圧縮/暗号化を採用しています。一般的な暗号化とは異なり、圧縮に必要なコンピュータの余分の処理能力は、カード書込みの節約によって補正されます。大抵の場合、バックアップ処理は圧縮により高速化されます。

注意: イメージ、ビデオ、オーディオおよびZIP/RARファイルは既に圧縮されているため、節約の価値がありません。そのため、最高速圧縮処理はこれらのファイルを縮小しようとはしません。

ZIP形式は、圧縮処理がオフに設定されている場合でも使用されます。この場合、非圧縮ZIPが使用されます。すなわち、ファイルは単純に、ZIPエンベロープ に挿入されます。これは効率が悪く見られますが、その逆です。小さなファイルのクラスタリング(いくつかのファイルをまとめて保存)は、カードアクセスお よびFAT割り当てブロック数を減少します。結果として、高速化やカードスペースの節約になります。

パスワードを一旦与えると、同じプロジェクトの全バックアップセットに対するパスワードは変わりません。
パスワードを変更すると、古いパスワードで暗号化された使用不可能な既存のバックアップセットはレンダリングされます。
[パスワードの保存]オプション([セットアップ]ダイアログ)を指定しない限り、パスワードを求められます。安全性は低下しますが、様々なバックアップ アクションの際にパスワードを入力する必要がなくなります。暗号化バックアップをスケジューリングするには、パスワードを保存する必要があります。
既定のプロジェクトは、ハードリセットの最中に保存されたパスワードを解放します。その他のプロジェクトは、パスワードをカードに保存した状態を維持するので、ハードウェアリセット時に影響はありません。
レストアに関しては、[パスワードの保存]オプションの設定に関わらず、常に求められます。


3.5 バックアップセット

バックアップセットは、1つのバックアップ アクションの結果です。個別のカードフォルダ(RescoBackup/プロジェクト名/のサブフォルダ)に保存され、その名前は、現在のユーザと最後の更新時刻を示します。
メイン画面の[更新]ボタンは、最後のバックアップセットを修正します。古いバックアップセットは、[バックアップセット]ダイアログから更新することができます。新規バックアップを作成したい場合は、[新規バックアップ]ボタンを使用してください。

バックアップセットは、カードスペースを大量に占めるため、作成数量を制御することを推奨します。
[最大バックアップ件数]の設定は、2通りで使用できます。

a.) 値0(既定)は、制限なしを意味します。[新規バックアップ]ボタンは新規セットを追加する一方で、このモードでの手動更新(メイン画面から)または予定された更新は、最も最近のバックアップセットを 修正します。バックアップ結果に充てるスペースの制御は、ユーザ側の責任になります。

b.) ゼロ以外の値(n)は異なる動作をします。

[バックアップセット]ダイアログには、バックアップセット管理用のツール(別記)が用意されています。

複数選択の使用:

[すべてのバックアップセット]ダイアログ([メニュー]->[バックアップ])では、すべてのプロジェクトのバックアップセットを表示します。

図 4 -[バックアップセット]ダイアログ

 

図 5 - バックアップセット プロパティ

図 6 - エラーログ


バックアップセット プロパティ

バックアップセットは、[バックアップセット]ダイアログから変更できる、カスタマイズ可能なプロパティを持っています。


エラーログは、バックアップセットの状態をお知らせします。考えられるメッセージは以下の通りです。


3.6 手動バックアップ オプション

 

図 7 - [手動バックアップ]オプション ダイアログ

このダイアログでは、すべてのプロジェクトに共通の手動バックアップのカスタマイズが可能です。

  • バックアップ処理の完了をサウンドで知らせる(なし、常に、エラー時)
  • レポート ダイアログ(なし、常に)
  • バックアップ完了後、デバイスの電源を切る(なし、常に、長期バックアップ後)
  • レポートが表示されない場合、終了する(なし、常に、長期バックアップ後)

 

3.7 スケジューラ

ユーザの干渉なしで、不在時の自動バックアップが実行されます。
スケジューラは、フルバックアップ(新規バックアップセットを作成します)または増分更新(既存のバックアップセットを修正します)の実行が可能です。増分更新は、より高速です。

スケジューラは、一定の間隔(特定の時刻またはx時間毎)で実行するよう設定することができます。

スケジューラの失敗はログに記録され、不在着信をお知らせする何かを介してユーザに通知されます。

図 8 - [予定バックアップ]ダイアログ

図 9 - [スケジューラ]オプション ダイアログ



スケジューラは、バックアップセットの回転セットを保存します。([セットアップ]ダイアログの[最大バックアップ件数])
例: この値を3に設定した場合、プロジェクトは、最後の3つのバックアップセットの保存を試みます。
それらのバックアップセットは、それ以降、次のように作成されます。

つまり、5回のバックアップの後は、セットC、D、Eの3セットが残ります。
[スケジューラ]オプション ダイアログは、すべてのプロジェクトに共通するオプションを調整します。カウントダウン ダイアログを表示する/しない、または進捗ダ イアログに[中断]ボタンを表示する/しない、といったオプションが用意されています。(PDAをポケットに入れているときに、望まない中断を心配する ユーザ向け)バッテリが指定した値に達したときに予定したバックアップを許可しないこともできます。

4 レストア

バックアップの逆がレストアです。データをバックアップセットに保存されている状態に復元します。ハードウェアリセット後にレストア処理を実行した場合、PDAは空 の状態のため、カードからResco Backupを起動させる必要があります。(Resco Backupはバックアップに使用したカードに存在する必要があります。Resco Backupはバックアップ アクションを実行するたびに、それを確認します。)
バックアップ時に次の2つを実行します。

  1. バックアップに使用したカードに、RescoBackupアプリケーションのコピーが含まれているかどうかを確認します。
  2. バックアップ処理(バックアップセットを作成するか、更新します)。


ハードウェアリセットは、デバイスメモリを完全に消去します(方法については、以下の手順に従ってください)。

  1. ご利用のデバイスにバックアップカードを挿入します。
  2. ファイル マネージャを使用して、カードフォルダ/Resco Backupへ切り替え、Resco Backupアプリケーションを実行します。
  3. [レストア]ボタンを押します。Resco Backupが画面一連をご案内します。
    まず初めに、バックアップセットを選択してください。注釈1
  4. バックアップセットが表示されていない場合(デバイスのオーナー名が変更されたときに起こります)、詳細モードに切り替え、[レストア - すべてのセット]を 選択します。オーナー名が空欄の場合(ハードウェアリセット後の初期状態)でも、Resco Backupはすべてのセットを表示します。
  5. 次の画面では、フルレストア(全ファイル)か部分レストア(いくつかのファイル)のいずれかを尋ねられます。後者の場合、ファイル選択用の第3の画面が表示されます。

図 10 - レストア

図 11 - レストアの種類の選択


注釈1: 完全バックアップの強要とは、デバイス上のファイルが削除されることを意味し、バックアップセット内のファイルはデバイスから削除されません。

高度なレストア


図 12 - レストア ファイルの選択

[差分]ダイアログを使用することも可能です。このダイアログでは、差異の分析および復元するデータを個別に選択することができます。

復元力は落ちますが、理解しやすい機能は確認です。RAMとバックアップセットの差異を検出し、差異ファイルのみの部分レストアの実行を可能にします。

4.1 ハードウェアリセットの準備

古いバックアップセットを使用する場合、最低でも、整合性の確認は実行すると良いでしょう。
新規のバックアップセットを作成しようとしている場合は、この手順を使用してください。

1. [セットアップ]ダイアログを再確認します。初期設定ですべて正確に設定されていますが、別途、確認することも得策です。
a) 場所は、カードを指定している必要があります。(内部メモリは、ハードリセット中に削除されます。)
b) ファイルの選択を再確認します。確信がない場合は、ストレージカード以外をすべて選択します。(その場合、すべてのメモリ ファイルを選択することになります。)

2. バックアップを実行します。

3. 確認を実行します。

バックアップ直後に確認した場合は、差異は存在しないはずです。後で、レジストリや類似ファイル内で差異が現れます。ベリファイで差異が存在した場合は、[更新]ボタンを押すことができます。

上記手順の完了後、RAMの完全コピーがバックアップセットに保存されたことが確信できます。

5 その他のツール

5.1 データvsデータの比較

データ比較は、他のすべてのバックアップ パッケージで採用されている一般的なソリューションです。ファイル変更が更新日付の変更を伴うなど、通常の方法で加えられた変更を発見します。しかし、この方法では次のような変更は検出されません。


データ比較はすべての変更を発見しますが、非常に低速です。

推奨: 日付単位で比較を使用し、それ以外は、時々確認を実行する。

5.2 確認ダイアログ

バックアップセットvsデバイスを比較するシンプルなツールです。確認は、バイナリ比較を実行し、差異を発見します。

いくつかのファイルは、事実上、どんな時点でも変化することがあるので注意してください。例えば、レジストリは、システムや実行中のバックグラウンド アプリケーションによって変更されます。従って、差異を、エラーや更新する理由として捉えないようにしてください。

Resco Backupは、任意の行をタップすると簡単な説明を表示することも注目してください。

確認が提供するその他のアクション:

レストア処理の一部として確認を使用する場合、更新に代わりレストアが実行され、より詳細なレストアツールを提供します。

図 13 - [確認]ダイアログ(!=一致していない)

図 14 - [差分]ダイアログ

5.3 差分ダイアログ

[差分]ダイアログは、確認処理以上に掘り下げます。例えば、デバイスvsバックアップセットの比較をベースにした、選択可能なバックアップ/レストアを有効にします。これは上級ユーザにとって、貴重なツールです。

[差分]ダイアログを開くには、[バックアップセット]ダイアログを開始してバックアップセットを選択し、[差分]を選択します(メニューまたはコンテキ スト メニューを使用)。

日付での比較、コンテンツの比較、または日付、コンテンツ両方を選択した比較、および選択したデータセットを更新することもできます。

メイン ダイアログのコントロール:

アイコンの意味(左から右):

与えられたステータスのファイルが存在しない場合、アイコンは無効になります。(例えば、日付については注意しないので、コンテンツの比較を実行し、"デバイスのみ"ステータスが派生しません。)

差分ダイアログ メニュー:

[差分]ダイアログは、レストア処理内でも実行することができます。この場合、更新の代わりにレストアを提供します。

5.4 2つのバックアップセットの比較

[バックアップセット]ダイアログを開き、以下の手順を実行します。

  1. [メニュー]->[複数選択]
  2. バックアップセットを2つ選択します
  3. [メニュー]->[差分]


事実上、Resco Backupは保存されているすべてのファイルのバイナリ比較を実行し、見つかった差異のレポートを表示します。(使用されているシンボルの説明に関しては、ダイアログ ヘルプを参照してください。)

5.5 バックアップの整合性の確認

現実的に考えてみてください。バックアップセットはデータファイルであり(一連のファイルと言ったほうがよいでしょうか)、意図的か否かを別として、変更または破損することがあります。以前の状態を復元したいとしましょう。
6ヶ月前に作成したデータが、今も尚、正確であると確信が持てますか?

バックアップ プログラムのおかげで、復元中に確信を持てると言うユーザもいるでしょう。
残念ながら、それでは遅すぎる場合があります。

それでは、Resco Backupがどのようにデータを保護するか解説しましょう。

整合性の確認([バックアップ]メニューからアクセス可)は、このグローバルCRCをチェックします。
整合性エラーは、バックアップセットに何らかの問題があるという、深刻な合図です。バックアップセットを使用できないという意味ではありませんが、注意してください。

例えば、バックアップセットの一部を(ファイル マネージャを使用して)手動で削除した場合、Resco Backupはこれを整合性エラーとして検知します。それでも、警告を無視して、そのバックアップセットを使用することは可能です。

注意: [レストア]は、自動的に整合性の確認を実行し、失敗した場合は、警告します。

6 セキュリティ

所有しているデータが直面するリスクを想像してください。


Resco Backupは、上記リスクの影響を最小限に抑えるためのツールを複数提供します。

6.1 ZIP暗号化の強度は?

安全性を考慮した場合、ZIP暗号化は商用には安全であると見なされていません。ただし、通常に使用するには十分安全です。セキュリティを優先させるので あれば、AES暗号化を使用してください(次の章で説明しています)。どのような場合でも、暗号化の安全性は、第一に、パスワードの品質に依存することを 忘れないでください。

6.2 AESとセキュリティ

AESは、Advanced Encryption Standardの略であり、安全な暗号化として一般的な規格として採用されている対称鍵暗号技術です。AESは、通常のZIP暗号化よりも遥かに高い安 全性を提供します。

セキュリティを語る場合、絶対にセキュアなアルゴリズムなどというものはありません。暗号を解読するのに必要な費用について語るほうが 望ましいでしょう。(暗号の解読に掛かる費用が適正価格に減少する限りにおいて、コンピュータの性能が良くなるまでの長年の間、DESはセキュアだと考え られていたことを覚えておいてください。)

AESの安全性をセキュリティのエキスパートの引用文を用いて説明しましょう。

「正確に組み込まれたAES-128は、億単位の予算を持つものからも、50年以上保護できる見込みがあり、個人の予算の場合でも10年は保護できる見込みがある。」(2004)

結論を出すには、暗号アルゴリズム以上に、プロトコル、実装、コンピュータのセキュリティ、およびユーザによる慣行がより一層重要です。何よりも重大なこ とは、パスワード品質です。ご自身のイニシャルをパスワードとして使用することは、データを暗号化しないに等しいことを覚えておいてください。よく知られ ている一般的なアドバイスは、小文字と大文字、数字、および特殊記号を常に織り交ぜることです。

6.3 AES実装

Resco Backupは、WinZip、7Zip、PowerArchiverなどと互換性のあるZIP形式を使用します。バックアップセットをデスクトップへコ ピーした場合、これらのユーティリティを使用し、保存したファイルを展開することが可能です。
注意: 以前のZIPユーティリティは大抵、AES暗号化をサポートしていないため、Resco Backupアーカイブを解凍することはできません。

ZIPファイルに格納されているファイルのコンテンツのみが暗号化されます。暗号化されていない形でZIPファイルのヘッダに格納されたファイル名、日付、サイズ、および属性は、パスワードなしで、ZIPファイルへアクセスできるツールであれば表示することができます。

その他の実装の詳細:


注釈2: これは、クラッカーがソースおよび暗号化データを持つ、平文攻撃と呼ばれるものを有効化します。このような攻撃は、虚弱性のある暗号化スキームに対して有効 です。しかし、AESは、平文攻撃が太刀打ちできないほど優れています。もう1つ、暗号のエキスパートの引用文をご紹介しましょう。
「世界中の データの全バイトをご利用の小さなドライブに所有していたとして、攻撃者が平文および暗号バージョンの両方を持っていたとしても、データに与えられた AES鍵を取得するための公開済みの方法は存在しません。


6.4 安全性とスケジューリング

残念ながら、安全性とスケジューリングは互いに反します。ユーザ不在の自動バックアップを実行したい場合は、どこかにパスワードを保存しておく必要があります。注釈3 それにより、バックアップが作成された際にパスワードを適用することが可能になります。Resco Backupは、このパスワードを暗号化した状態で保存します。しかし、優れたハッカー(必ずしも暗号のエキスパートであるとは限りません)は、アプリ ケーションをデバッグし、パスワードへのアクセスを取得できてしまいます。コピー防止スキームと同じことです。すべてのスキームは崩され、単純に時間とお 金の問題です。

既定のプロジェクトは、ビット固有です。データ(バックアップセット)がカードに存在する一方で、プロジェクト定義はメモリに駐在します。この点で、暗号化されたパスワードがPDAに残ることから、カード紛失によるリスクはありません。

しかし、既定以外のプロジェクトに対し、全データはカードに保存され、より大きなリスクを伴います。
要約すると、暗号化データの安全性が第一優先である限り、スケジュール設定は使用しないでください。


注釈3: これは、AESのような対称スキームに対しても有効です。非対称スキームはより安全なパスワー ドストレージを許可するはずですが、組み込みがより複雑さを増します。

6.5 暗号化速度

AES処理は速度ペナルティを課します。減速の理由は安全性です。AES初期化は、ブルートフォース攻撃を阻止するため、計算量的に複雑に作られています。当社のサンプル テストでは以下のような結果になりました。

それでも、他のバックアップ ソリューションと比較した場合、バックアップに必要な時間は好ましいものです。

注釈5: 考えられるすべてのパスワードの係数をベースにした攻撃。


7 問題

7.1 ハードウェアリセット後、バックアップ セットが見つかりません

よくある理由として、デバイスのオーナー名を変更した場合が挙げられます。Resco Backupは通常、現在のオーナーに対して作成されたバックアップセットを表示します。この場合、(例えば)複数のデバイスで同じカードを使用することができます。
別のバックアップを使用したい場合、詳細モードに切り替え、[レストア - すべてのセット]を選択してください。

注意: オーナー名が空欄の場合(ハードウェアリセット後の初期状態)、Resco Backupはすべてのセットを表示します。

7.2 カードの確認方法

ストレージカードは、FATファイル システムを採用しています。カードは一定のサイズでブロックに分割されます(通常、4-64K)。FATファイルは、これらのブロックをリンクで繋ぎ、ま とめられています。書込み操作中のクラッシュは、新規ブロックへデータを書込み、次のブロックへのリンクの保存に失敗する原因となります。
これら(類似エラーを含む)は大抵、ローカルカードの破損へと繋がります。あるプログラムは何も問題なくデータを書込む一方で、別のプログラムは問題があるように見えます。

カード関連の問題(読込みエラー、フリーズ)に気付いた場合、カードのチェックが得策です。カードをチェックするには、デスクトップWindows上で chkdskを使用します。これでほぼすべての問題が解決されます。もし解決されなかった場合は、GetDataBack for FAT32を入手してください。尚、カード修復用のツールは他にもあり、障害に関するレポートも見つけることができるでしょう。

chkdskの手順は以下の通りです。


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