AKVIS Magnifier AI では、品質を落とすことなく、サイズを変更できます。30,000 x 30,000 ピクセル (64ビット版で300,000) の超高解像度まで画像を拡大できます。
パラメーターは、[縮小]と[拡大]の 2つのグループに分けられています。[新しいサイズ]の値によっては、別のパラメーターが有効です。
ホットキーである Alt+下線のついた文字のキーを使用すると、対応するエントリフィールドに素早く移動できます。
細部の歪みを防ぐためには、プログラムの設定を変更する前に、元のサイズ (100%) に画像を縮小/拡大することをお勧めします。
縮小 (イメージの縮小):
鮮明度 (設定可能範囲は 0-100): 隣り合うピクセルの色コントラストを強めることでイメージの鮮明度を上げます。パラメーターの値が大きいほど、イメージが鮮明になります。
ノイズの除去 (設定可能範囲は 0-25): 滑らかさの度合いを増すことで、ノイズや不具合を除去するパラメーターです。値が高いほど、結果はより滑らかになります。
拡大 (イメージの拡大):
エッジの鮮明度 (設定可能範囲は 0-100): このパラメーターは、オブジェクトのエッジ (境界部) の鮮明さと明暗度を強めます。
注意: アルゴリズム特有のプロパティのため、このパラメーターは、[新しいサイズ]の値が 101%-500%の領域でのみ有効です。[新しいサイズ]の値が大きい場合、イメージに最適なパラーター値が自動的に選ばれるためパラメーターは使用できなくなります。
エッジの滑らかさ (設定可能範囲は 1-8): このパラメーターは対照をなしている色のゾーンの境界で色の階調を整えます。パラメーターの値が高いほど境界部は滑らかです。パラメーターの値が低いと、境界線にはむらがでるため対照する色の部分では目立ってしまいます。
単純化 (設定可能範囲は 0-400): このパラメーターは、最終的なイメージの詳細レベルを設定します。パラメーターの値が高いと、イメージは単純化され結果的に不自然な仕上がりになりますが、値が低いと詳細が可視できるようになります。同時に、イメージの鋭さや滑らかさはイメージのサイズとスケールによって影響されます。[エッジの鮮明度]のパラメーターの値が高い場合は、オリジナルと単純化イメージの差異は大きくなります。
粒子 (設定可能範囲は 0-25): このパラメーターは、イメージにわずかなノイズを加えます。過剰にスムーズのかかったイメージ ([エッジの滑らかさ]と[単純化]のパラメーターの高い値によるもの) の修正に役立ちます。
アーティファクトの除去 (設定可能範囲は 0-25): このパラメーターは、画像のサイズを変更した時に生じる中間生成物 (アーティファクト) やノイズを取り除きます。ピクセル化された画像を滑らかにしつつも、エッジや詳細は維持されます。
また、[拡大]と[縮小]の両方のグループで利用できる[ノイズの除去]パラメーターで画像を滑らかにすることもできます。(前述の説明も参照)。
アンシャープマスク: ピクセル間のコントラストを増すことでよりイメージをシャープにします。ピクセルが対照的でない場合は変化はありません。チェックボックスが有効になると、プログラムは出来上がったイメージとぼやけたコピーを比較し、ピクセルが対照的である場合にはコントラストを増します。このようにして、プログラムはすべてのイメージピクセルを処理します。