AV Voice Changer Diamonds設定ガイド(SkypeとBGM編)

AV Voice Changer Diamonds設定ガイド(SkypeとBGM編)

今回は、AV Voice Changer Diamonds(VCSD)をSkypeで利用するための設定方法について解説します。VCSDを利用される方の多くが、地声が相手に聞こえる、BGMが変換されてしまうなどの症状で困ったことがあると思います。

同じ様なお問い合わせがよく寄せられますがOSの違いによって説明が違うこともあり、説明が大変になることがあります。
しかし、VCSDを使う場合に気を付ける点は、マイク入力がVCSDに接続され、変換された音声がVAD (Virtual Audio Device)を介して出力されるということです。
つまり、マイクなどの入力がVCSDに設定され、Skypeなど出力先アプリケーションの入力(マイク)がVADになっているという基本構成ができているかどうかです。

ここでは、Skypeで変換された音声をWindows Media PlayerのBGMと共に発信する環境設定について解説します。BGMをSkypeの通話相手に聞こえるように設定する方法として簡単なのはVCSDのプレイヤで音楽を再生させることですが、ここでは他の音楽プレイヤー(Windows Media Player)を使った例を紹介します。

※デバイスの名称は接続している機器や環境で変わります。ご自分の環境に置き換えてください。
※VCSDのバージョンにより設定方法が異なります。よく確認してください。

VCSDをSkypeで利用する

変換された声と地声が出力される、またはハウリングが発生するなどの場合は、この手順を確認してください。

Ver.9.5.07以降でサウンド(ステレオミックスがない場合)の設定を確認する

  • サウンドとオーディオデバイスのプロパティを開く

[スタート]->[コントロールパネル]->[サウンド]を選択します。

  • [再生] タブをクリックし、「ヘッドホン-High Decinition Audio デバイス 」を右クリックで [規定のデバイスとして設定] を選択します。


  • [録音] タブでは「マイク-High Decinition Audio デバイス」を右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します。

Ver.9.5.05以前でサウンド(ステレオミックスがない場合)の設定を確認する

  • サウンドとオーディオデバイスのプロパティを開く

[スタート]->[コントロールパネル]->[サウンド]を選択します。

  • [再生] タブをクリックし、「ヘッドホン-High Decinition Audio デバイス 」を右クリックで [規定のデバイスとして設定] を選択します。


  • [録音] タブでは「マイク-Avsoft Virtual Audio Device」を右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します。

Ver.9.5.07以降でサウンド(ステレオミックス用)の設定を確認する

  • サウンドとオーディオデバイスのプロパティを開く

[スタート]->[コントロールパネル]->[サウンド]を選択します。

  • [再生] タブをクリックし、「スピーカー-SoundMax Integrated Digital HD Audio」を右クリックで [規定のデバイスとして設定] を選択します。



  • [ プロパティ ] をクリックし、 [ レベル ] タブの「マイク」をミュートにする。ミュートにしないと、 Skype の通話相手に地声が聞こえます。

重要:マイクがミュートになっていないと地声が同時に聞こえる原因となります。ただし、録音の音量をミュートにすると録音できなくなりますので、気を付けてください。


  • [録音] タブでは「マイク-SoundMax Integrated Digital HD Audio」を右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します。

  • 自分の変換された声を聞くには、「マイク - Avsoft Virtual Audio Device 」のプロパティの [ 聴く ] タブにある [ このデバイスを聴く ] にチェックを入れてください。

重要: [ このデバイスを聴く ] にチェックしないと、自分の変換された声を自分で聞くことはできません。

Ver.9.5.05以前でサウンド(ステレオミックス用)の設定を確認する

  • サウンドとオーディオデバイスのプロパティを開く

[スタート]->[コントロールパネル]->[サウンド]を選択します。

  • [再生] タブをクリックし、「スピーカー-SoundMax Integrated Digital HD Audio」を右クリックで [規定のデバイスとして設定] を選択します。



  • [ プロパティ ] をクリックし、 [ レベル ] タブの「マイク」をミュートにする。ミュートにしないと、 Skype の通話相手に地声が聞こえます。

重要:マイクがミュートになっていないと地声が同時に聞こえる原因となります。ただし、録音の音量をミュートにすると録音できなくなりますので、気を付けてください。


  • [録音] タブでは「マイク-SoundMax Integrated Digital HD Audio」を右クリックして「既定のデバイスとして設定」を選択します。

  • 自分の変換された声を聞くには、「マイク - Avsoft Virtual Audio Device 」のプロパティの [ 聴く ] タブにある [ このデバイスを聴く ] にチェックを入れてください。

重要: [ このデバイスを聴く ] にチェックしないと、自分の変換された声を自分で聞くことはできません。

AV Voice Changer Software Diamondの設定を確認する

  • VCSDのメイン画面のボタンについて

右のボイスモーファの [ オン / オフ ] ボタンが水色(オン)

自分のボイスチェンジされた声を聞きたい場合は、 [ デュプレックス ] ボタンを黄色(オン)にします。

  • VCSDへの入力デバイスを確認するためにメインメニューから[ 設定 ]を選択します。

[オーディオ]タブの [ デバイス ] のプルダウンメニューから、音声入力デバイスを選択します。
また、Ver.9.5.05以前でSkypeを利用するには、[バーチャル ドライバモード] を選択します(9.5.07以降はモード選択が廃止されています)。

重要: ここで選択する入力デバイスにVADを選択している状態で既定のデバイス(プライマリ サウンドキャプチャ ドライバ)を選択するとVCSDでハウリングが発生します。ここでは、マイクを選択します。



Skypeの設定を確認する

  • Skypeオーディオ設定でSkypeへのオーディオ設定がVADになっていることを確認するために、メニューから[ツール]->[設定]を選択します。

ここでは、Skype バージョン 4.2.0.158を使用しています。

[オーディオ設定]を選択し、マイクの設定を確認します。

重要: VCSDで変換された音声をSkypeに出力するには、マイクにAvsoft Virtual Audio Deviceを選択してください。

ステレオミキサーが存在する場合は、マイクにミキサーを選択します。

Windows Media Playerの設定の確認

Windows Media Playerで再生した音楽をSkypeの通話相手に聞かせたい場合の設定を、ここではWindows Media Player 11を使って説明します。

  • Windows Media Playerの出力先を確認します。

メニューから[ツール]->[オプション]を選択します。

[ デバイス ] タブ->[ スピーカー ] アイコンを選択し、[ プロパティ ] ボタンをクリックします。

リストから[Avsoft Virtual Audio Device]を選択します。

重要: VADを出力先に選択すると、Skypeを経由して、通信相手に音楽を聞かせることができます。しかし自分の側には聞こえなくなります。

重要: 設定の変更を反映させるためにWindows Media Playerを必ず再起動させます。

Skypeの設定に関する補足

Skypeのメインメニュー[ツール] > [設定] > [オーディオ設定] 画面の [マイク設定を自動調節] のチェックをはずしてください。チェックをはずさないと再生中の音楽が途中で途切れたり、音が小さくなったりたりします。

Skypeの[マイク設定を自動調節] をどうしても使いたい場合は、Windows Media Playerの音量を小さくし、 Skypeの[ツール] > [設定] > [オーディオ設定]のマイクの自動音量調節の音量メーター(縦の棒)が自動的に小さくならないように音量ミキサー(ボリュームコントロール)でスピーカー (Avsoft Virtual Audio Device)の音量を小さく調節するといいでしょう。

2014.06.27 作成
2018.03.20 修正



 
 




サイト名: shareEDGE プロジェクト   https://www.shareedge.com
この記事のURL:   https://www.shareedge.com/modules/pnote/index.php?id=24