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![]() AV Voice Changer Diamonds設定ガイド(詳細設定編) |
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AV Voice Changer Diamonds設定ガイド(詳細設定編)今回は、AV Voice Changer Diamonds(VCSD)をより使いこなすための[詳細設定]の各効果について解説します。変換した声をより自然に特徴付けするには
詳細設定でのチューニングが必要になります。しかし、詳細設定の内容があまりに専門的過ぎるためにどこからはじめればよいか分からない方が多いのではないでしょうか。 イコライザの設定によりどのような効果が得られるかは多くの人が知っていると思います。
ヒント男声が女声になる場合には100Hz近辺から下を少し下げると良いと思います。
まず、[フォルマント]についての詳細は、別の文献を参照してください。
実際に女性アニメ声にするには、まず[ピッチ]を移動します。画面のピッチバーを上に上げることで波形全体が右に移動します。つまり基本周波数が高くなります。
また、各フォルマント1から4を強さをコントロ−ルすることもできます。しかし、各フォルマントの調整では実際耳では変化が判断できませんが、例えば、フォルマント0および1は
母音を構成しているため、これを低くすると母音が認識しづらくなる音声になります。
ボイスイコライザを使って音声の特性、特に音色と発音特性を個別に設定できます。声に個性を持たせるために調整します。 音声イコライザ モジュールには、4つのスライダがあります。 [ハイストレッチ]スライダ: 音声の主な特徴である声の深さを調整します。スライダを使って比率を変更することで、男女特有の発音の特徴を設定できます。比率が1のときが素のままで、1以上にすると、アクセントや発音の違いがはっきりと現れてきます。 [ローストレッチ]スライダ: 音声の主な特徴である声の深さを調整します。調整した際の声の響きは男女間で大きく異なります。比率を1以下にすると、発音の違いがはっきりしなくなり、比率を上げると、男性から女性の声に変換された声に聞こえます。 [ローシフト]スライダ: 主な音色特性の周波数の配置に影響します。高い周波数は男性よりも、女性や赤ちゃんによく見られ、その差は300Hz程です。しかし、値がマイナス (-300Hzまで)の場合、男性の音色に近くなります。値がプラス(300Hzまで)の場合、女性の音色に近くなります。この操作と同時に、イコライザモジュールを使用して周波数特性を平滑にすることが必要になります(これらの設定を変更する場合、気取っているような雰囲気の声になることがあるので注意してください)。 [スムージング]スライダ: 平均的なピッチに基づいて、声の音色をより正確に調節します。推奨される平均値は12ですが、高い声質の場合には、20以上に設定することができます。 シャープな音ほどロボットの声のように聞こえ、シャープではない音はより自然に聞こえます。 ヒント:男声から女声に[ローストレッチ]少し上げます。
効果を試している間に間違ったパラメータ相関を設定してしまう場合があり、結果的に、信号振幅の許容値を超えてしまうことがあります。そのような場合、サウンドカードは信号振幅全体を再生できず、結果として、信号が削られたり、歪んだりします。 このような問題を出力可能なしきい値を用いて修復することが リミッタ の用途です。リミッタを利用することで、複雑な効果のパラメータを間違って設定したことによる信号振幅制限を回避できます。信号のボリュームを一時的に下げることで、歪みを補正できます。 リミッタ パネル には次の2つのスライダがあります。 • [リリース(リリースタイム)]スライダ: 弱めた音量の維持時間を調節します。低い値ではゴロゴロした音が入ることがあります。一方、高い値では信号が弱々しくなる傾向があります。 • [アタック (アタックタイム)]スライダ: 許容可能なしきい値を超えた場合、効果の適用スピードをボリューム増大値として定義します。低い値では不自然な音になる傾向があり、高い値にすることで、適用中に歪みを補正できます。 リミッタ はすべての効果を適用した後に設定することをお勧めします。
多くの要望があり今回は、できるだけ音性変換を専門的に解説しました。ただ本当の専門家ではないので音声と周波数波形の関係について具体的に説明することはできませんでした。
が、ボイスチェンジャで音声変換することでどのような変化があるのかを視覚的に捉えることができました。
ご意見ご要望がありましたらお知らせください。 2011.6.29 作成
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