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テキストの読み上げ

TextSpeech Pro for Pocket PC の テキストの読み上げ 機能はその機能性の中核を形成しています。

それぞれの機能については以下で細かく説明します。

1. 発話

"発話" 機能は現在設定してある音声で読み上げを開始します。

この機能は音声が停止されている時に [ボイス] メニューの [読み上げ/一時停止/再開] から呼び出せます。


もしくは、音声が停止されている時に下部ツールバーの左から3番目のアイコンを押します。


ドキュメント ウィンドウを使用している場合はテキストの入力、ブラウザ ウィンドウを使用している場合はテキストの選択が必要になります。




[発話] のアイコンかメニュー項目を選択すると読み上げを開始します。"読み上げ中に単語をハイライト" を設定している場合、ドキュメント ウィンドウを読み上げる際に単語がハイライトされます。

テキストの一部分だけを読み上げたい場合は、[発話] コマンドを実行する前にその部分を選択します。



1度に1つのドキュメントのみ処理できます。読み上げ中に別のドキュメントへ移動し、そこで読み上げを開始しようとすると、読み上げを一旦停止するか否かの確認ダイアログが表示されます。一旦停止することで、アクティブ ドキュメントの読み上げを開始できます。



2. カーソルから読み上げ

この機能はカーソル位置から読み上げを開始したい場合に使用します。これはドキュメント ウィンドウのみで実行できます。(ブラウザ ウィンドウにはカーソルがありません)

この機能は音声が停止している時に [音声] メニューの [カーソルから読み上げ] から呼び出せます。


もしくは、ドキュメントのコンテキスト メニューから呼び出せます。(ドキュメント エリアをスタイラスペンで押してください)


3. 一時停止 と 再開

[読み上げ/一時停止/再開] にアクセスすることで、アクティブ ドキュメントの読み上げを簡単に一時停止や再開できます。押すと読み上げが一時停止され、再び押すと再開します。





4. 停止

[停止] を選択することで、アクティブ ドキュメントの読み上げ音声を停止できます。アクティブ ドキュメントの読み上げ、または一時停止中に [音声] メニューの [停止] から呼び出せます。


もしくは、下部ツールバーのアイコンを押します。


5. 音声設定

すべてのドキュメントやウェブページには別個の音声設定があります。音声設定ウィンドウを初めて呼び出した時は、デフォルト設定は常にベンダーが設定した状態になっています。

音声設定は' 読み上げ' コマンドを実行する前に調整する必要があります! (これは "読み上げ中に単語をハイライトする" には適用されません)

音声設定は [設定] ダイアログを使用して変更できます。



[ボイス] メニューの [設定] から呼び出せます。


もしくは、下部ツールバーのアイコンを押します。


"読み上げ中に単語をハイライトする" がチェックされている場合 (初期設定ではチェックされている)、TextSpeech Pro はアクティブ ドキュメント (ウェブページではない) の単語を読み上げる順にハイライトしていきます。

"ボイス制御のための XML をサポート" がチェックされている場合、音声を管理するためにテキストで XML タグを使用することができます。(次のトピックを参照)

[ボイス] のドロップダウン リストはユーザが音声を選択することを可能にします。この設定により選択したスピーチエンジンに下のスピンボタンのデフォルト値を反映させます。

スピンボタンはピッチ、スピード、音量、または文章間で言葉を切る (読み上げエンジンがサポートしている場合) を管理します。重要:値を調整するには矢印ボタンを使用する必要があります。数値欄に値を入力することはできません。値は選択したボイスに対してサポートされている最小値/最大値の間で上下します。

重要: 調整のカスタマイズが完了したら、新しい設定内容を適用するために [OK] を押す必要があります。

[デフォルト] ボタンはすべての値をデフォルト値に戻します。この場合も値を適用するために [OK] を押す必要があります。

変更を適用しない場合は [キャンセル] を押してください。

5. XML 音声設定

テキストの一部分に対する音声設定の管理、または単語の発音を変更したい場合は、エンジン指定の XML タグを使用する必要があります。

重要: 音声設定で "音声制御のための XML をサポート" がチェックされているか確認してください。

どのように適用されるかの一例です。


例はテキストの一部分のみのピッチやスピードの変更方法を表示しています。それ以外のテキストは [設定] ダイアログで設定された内容に沿って読み上げられます

以下は当社が使用するスピーチエンジンが発行した ボイス XML リファレンスです。

5.1 NeoSpeech VoiceText ™ の XML サポート

重要: NeoSpeech Inc XML 言語の読み上げについてのリファレンスを記載しています。NeoSpeech Inc がサポートしていないタグでさえも説明しています!

XML リファレンスは "My Document" フォルダ内の Pocket Word (R) ファイルです。

5.1 Cepstral のXML サポート

重要: Cepstral LLC はウェブページ、http://www.w3.org/TR/speech-synthesis/ を参照することを推奨しています。しかしながら、すべての XML タグがサポートされているわけではありません。