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TBYB (Try Before You Buy)
TBYB(Try Before You Buy – 試してから購入する)方式によるソフトウェアの販売方式は、従来パッケージ ソフトウェア(箱入り製品)を扱う企業により創案されました。
現在ソフトウェア メーカーの多くは無料でお試し版ソフトウェアを提供しています。機能的には完全でありながら利用期間に制限を設けた製品を配布することで、製品案内などの文章による説明だけでなく、利用者に実際に製品を利用してもらい、利用者が目的の機能が提供されていることや、現在利用しているシステムとの相互運用性や互換性を確認後、代金を支払うことが可能になります。
こうした方法によるソフトウェア販売方法は、特に大手メーカーの製品がそのブラント名により消費者からその製品への信頼を得られるために消費者にとっても安心して購入、サポートを含め使用できることに対して、比較的小さなソフトウェア ベンダーがその優れた性能、個性的な機能を、また製品品質や製品サポートにおける消費者との信頼関係をまず実際に利用してもらうことで確立して販売するためにもっとも最適な方式であるといえます。
また消費者の立場からは、実際に製品を使用、操作することで期待されている機能が搭載されていることや品質を確認してから代金を支払う方法として非常に納得にゆく方式でもあります。
さらに全体として、こうした方式により開発ベンダーは、パッケージにかかるコストやリソースを削減し、より迅速に効果的に新製品を開発することができるようになります。また、意図的でなくてもライセンスを受けた消費者(すでに代金を支払った消費者)からの製品品質に関する不満や対応に要する時間を権限することにもなります。
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